老後の暮らし。




実家に帰って2週間。

80代の両親の暮らしを見ていてつくづく思うのは、
心身の「健康」は本当に大切で、
ありがたいものなのだということ。

歳を重ねれば、たとえ大病を患わなくとも、
体のあちこちに不調が出るし、気力も衰えます。

若い頃はふつうにできていたことが、
どんどんできなくなって、やる気もなくなって、
日がな一日、食べて、テレビを見て、寝ているばかり。

体がしんどいのだとはわかっていても、
もっと溌剌とした老人生活を送ってもらいたい・・・。

こんな生活では心身が萎えていくばかりだし、
何より楽しくないんじゃないかと思うのであります。

手助けをするために帰郷をしましたが、
何から何までやってあげるつもりはありません。
できるうちは、できることをやってもらわないと。

両親とも耳が遠くて、会話はいつもとんちんかんだし、
動きはかなり緩慢で、何をするのもゆっくりゆっくり。
歩いて6〜7分のスーパーにもタクシーで出かけます。

東京で一人暮らしをしていたとき以上に、
いま、わたしが病気で入院などできないなと思います。

離れて案じていたのは両親の生活の不自由さだったけれど、
いまは自分の将来に不安が募っています。
この先、もっと健康的に暮らして行かないと!

都会のほうが老後は暮らしやすかったのかもしれません。
病院が多く、バリアフリーも一般的で、
買い物配達サービスなども充実していて。

田舎と都会、それぞれに一長一短だとは思うけれど、
帰った以上、とりあえず慣れていくしかありません。

いやはや前途多難でありまする。
by aomoringo50 | 2011-04-25 21:18 | 考えたこと