念願の「金継」始めました!
きっかけは、この器でした。
麻布十番の古美術『西川』で求めた骨董の染付大鉢。
欠けもひびもない完品だったのに、
いつどこでぶつけたのか、縁が大きく欠けていました。
ショックでショックで・・・。
ずーっと、金継教室に行くか、
どなたかプロに直していただくか思案中でした。
よく行っていた二子玉川の『KOHORO』というショップで、
漆の作家さんにお預けすると完成まで3ヵ月くらいかかると言われ、
悩んでいるうちに帰郷が決定したのです。
そして、引っ越し1ヵ月前にあの大地震が起きました。
免震構造のマンションだったので被害は少なかったのですが、
食器棚の中で崩れて欠けた器がいくつか。
上の2種類は、本当に出番が多い器で、
毎日のように使っていたので、手前に置いてあったのが仇に。
積み重ねてあった枚数、個数全部が欠けてしまいました。
本日、弘前のギャラリー『CASAICO』、
彩子先生のご指導のもと、第1回目のレッスンでした。
大鉢はまず、漆粘度という優れモノをパテにして、
欠けた部分を補って成形する工程から。
皿と小鉢は、生漆と砥粉を練り合わせて埋めるところから。
このまま1週間乾かして、来週、次の段階へ進みます。
織部風のお皿の右側のものは、
雑誌の撮影用に、彩子先生に修繕をお願いしているもの。
欠けが大きかったのと、撮影に間に合わせるため、
お忙しい中、無理を申し上げて、以前にお願いしていたのです。
最終的に、それぞれ何色の漆を塗るかはお楽しみに。
新しく生まれ変わって、
また食卓で活躍してくれる日を楽しみに、精進します。
いまのところ、かぶれは大丈夫みたいです。
こちらの教室は1月から始まったばかりとのことですが、
彩子先生はあちらこちらで引っ張りだこのようです。
青森には、これまでなかったんですって、金継教室。
習いにいらしている方々も、
教室で直していらっしゃる器の数々も素敵で、
今後、すごくいいご縁ができそうな予感がしています。
思い切って始めてよかった!
青森生活の楽しみがひとつ増えました。
by aomoringo50
| 2011-09-16 19:40
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