新酒と、チーズと、バゲットで




晩餐中でございます。はい、自宅でゆるりと。

さっき、輸入食材店で調達してきた
「ボジョレーヌーボー」と「チーズ3種」、
パン屋さんの「バゲット」で、至福のときをば。

ボジョレーヌーボーにはあまり興味がなくて、
パスする年も多かったのだけれど、
心機一転の今年だからこそ、飲んでみるかなぁ、と。

2000円台のおすすめを買って来ましたが、
新酒(ガメイ)ならこんな感じで万々歳。
好きな味です。ヨカッタヨカッタ。


チーズは、新酒ということで、個性控えめ&リーズナブルに。
白カビ=ブリー、ハード=ミモレット熟成なし、
青カビ=キャステロブルー。

本当は、シェーブル&ウォッシュ系を欲していたのだけど、
山羊は売り切れ、新酒にはウォッシュより白カビかと。
青カビはロックフォールがよかったけど量が多かったので。


全然おしゃれな盛りつけも演出もなく、
バゲットを手でちぎりながら、ナイフで切ったチーズをのせて、
ワインと一緒に食すだけで、超シアワセ!

手で割ったミモレットのかけらをつまみに、
他のワインも飲んでしまいそうな勢いの夜です。




今日の発見は、部屋でのワインの置き場所。

電車の中が暖房で暖かかったので、
帰宅時、ワインはちょっと温まってしまい・・・。
そこで、窓のそばに置いたら、あーら、ひんやりいい温度!(笑)

ワインクーラーいらずです。
若いワインは、少し冷えていたほうが美味しいので、
グラスに注いだら、ボトルはまた窓のそばへ(笑)。

以前、パリに出張した際、
パリコレ(春夏コレクション)シーズンで、主立ったホテルは取れず、
おしゃれなB&Bのようホテルに泊まることになりました。

同行した編集者はお酒をほとんど飲まない女子なので、
外食の夕飯にはワインなし。
しかたなく、わたしは毎夜、部屋飲みに(爆)。

到着したその日に、
ホテル近くでワインが買える場所をチェックして、
ワインオープナーも買っておいたのであります。

しかーし、小洒落たホテルの部屋には冷蔵庫がない。
1週間以上の滞在中、部屋にワインを常備しておきたいのに、
暖房で温まってしまうでしょーーー。

で、窓の外の素敵な鉄製の目隠しのすき間に、
ワインを並べて、外気で冷やしておいたのでありました。

それを思い出したのです、先ほど。

そのとき買ったオープナー、
現地で5000円くらいの価格の元をしっかり取るほど酷使し、
ついに去年、壊れて、同じタイプを購入しました。


以前も何度か書いていますが、
バゲットとクロワッサンを焼ける人になりたくて、
フランス系のパンの学校に行ったのに、行って自信を失ったかも。

いまでも、いちばん好きなパンは、
たぶん、このふたつなんですが、ハードルが高くて焼けない・・・。
だから今日も、買ってきてしまってる不甲斐なさ。

好きなことへの関わり方。
いろんなパターンがあって然るべし!
諦めるより、できる方向性で関われる道を探そうと考えています。

逃げ? いえいえ、生き残るための策です。





楽しいひとり宴は、明日への活力。
現実に押しつぶされて、夢見ることを忘れそうな自分へのご褒美です。