地吹雪。






北陸のほうで、観測史上いちばん早い「春一番」が吹いたと、
昨日あたり話題になっておりましたね。

立春後に吹く強風が「春一番」なわけですが、
津軽に吹き荒れている今日のこの猛烈な風は「地吹雪」であります。

雪が降っているのでなく、降り積もった雪を吹き散らす嵐。
横殴りに、あるいは地面から勢いよく吹き上げる、雪に襲われます(笑)。



京都の夏の、足元から這い上がってくるような、
じっとりした暑さが苦手なのですが、アレに共通する自然の脅威です。

猛威でもあるし、抗えないものでもあります。
これだけ風が強いと、この家では、いたるところからすきま風が侵入。

春夏秋冬、風も、虫も、熱気も、寒気も、自在に入り込む家。
たぶん、築46~47年というところ。さて、いつまで持ちこたえるか。

あ、家がじゃなく、人が(笑)。
日本の戦後の建築史的に、もっとも微妙な時代に建った家なのですよね。

和洋折衷の家。昔は、客間と両親の寝室以外のオープンスペースは、
家の床が、市松模様に貼られたおしゃれ仕様でした。
わたくし不在の30年以上の間に、フローリングに変わりましたが。

そして、わたしと兄の部屋は、フローリングから畳に変わっていました。
子どもたちが帰らないことを前提に、客室仕様にしたようで。



地吹雪の今日、家に籠って考えるのは、やはり、この家の行く末。
この家と土地を残すためには、有効な活用法を考えなくてはいけませぬ…。

地吹雪でも集いたくなる場所、つくりたい♪
by aomoringo50 | 2013-02-08 17:47 | 青森の四季