カテゴリ:本( 38 )






とても好きな本に出会えました。

いまの自分を取り囲む環境にも少し似た設定にも、
張られていた意外な伏線にもやられました…。

映画は見ていませんが、キャスティングはいい感じ。
少年役はだれが演じたのかなぁ…。

若い人におすすめの1冊です。
by aomoringo50 | 2013-03-21 07:11 |





ゆうべ、ベッドで読んだ本。気持ちよく眠れた1冊。

坂木 司著『和菓子のアン』。

帯に“ほのぼのミステリー”とあるのに読み終えてから気づいた。
これは、ミステリーなのですか???

デパ地下、和菓子という好きな物キーワードに惹かれ、
ついでに2011年の心に残った本ランキング1位が買ったきっかけ。

売れる本には、売れる理由があり、売れる本の傾向があるのだと、
あたりまえのことに気づくこのころ。

さて、また、手元の本が残り少なくなってきました…。
by aomoringo50 | 2013-03-12 07:13 |





いや別に比較とかしたわけじゃなく、昨日両方読みました。

川上弘美著『ざらざら』
有川 浩『クジラの彼』

まったくタイプは違いますが、おふたりともお見事です♪


川上さんを読んで、心がほっこりふわふわ。
有川さんを読んで、心がまったりうふうふ。

多くの方の支持を得る理由がよくわかる作家さんたちです。
by aomoringo50 | 2013-03-03 07:27 |





気分が落ち込んだまま、晴れないので、気分転換に。

群ようこ著『ぢぞうはみんな知っている』

この手のエッセイは久々に読んだ…。
by aomoringo50 | 2013-02-22 07:21 |





甘い恋愛小説ではあるのだけど、本質も突いている。

有川 浩さんという作家さんは、
人間の本音をオブラートに包んで表現してくれる。

だから、下品にならず、感情もささくれ立たない。
追いつめられないから心地いい。

で、物足りないかといえば、そうでもない。

そういえば…、
こういう小説をライトノベルと分類するのだと知った。

「天地明察」の作家さんも、
そちらに分類される小説の書き手であるらしい。

だから、読みやすいのか。
読みやすさを意識して書かれているのだものね。

なるほど、そうだったのか…。
by aomoringo50 | 2013-02-20 07:23 |




本を読んでいるうちに眠くなっていったん眠り、
深夜に目覚めて、再び枕元に置いた本の続きを読み始めた。

谷川俊太郎著『ひとり暮らし』。

過去のエッセイをまとめた本で、古くは25年くらい前、
新しくても12年くらい前の文章が載せられている。

古かろうが、ちっとも色褪せない。
ひとつ読み終える度、いつ書かれたものか確かめるのが楽しい。

同じ本を何度も読む習慣のない自分だけれど、
こういう本こそ、繰り返し読むべきなのだと思った。

まだ途中だけど、共感した部分の抜粋をいくつか。




「自意識などという余計なものに邪魔されずに、
 自分で自分をリアルにみつめる目は、
 どうももの書きより絵かきのほうがもち易いような気がする。
 (中略)
 自画像というような主題抜きで書くほうが
 きっと正直な自分が現れてしまう、
 それが言葉というものなのかと思う。」(1991年/60歳)


「自分のこころだから分からないはずはないと思うのは誤りだ。
 自分のこころはもしかすると他人のこころよりも分かりにくい。
 ましてこころの奥にあるというたましいなんてものは、
 もっと分かりにくい。
 分からないまま日々私は生きている。我ながら大胆だ。」
                     (1993年/62歳)


「若いころは考えには結論があると思っていた。
 仮の結論にでも達することが出来れば、
 そこでひと安心していた。
 年とってから分かったことのひとつは、
 考えには結論というようなものは無いにひとしいということである。
 結論と思ったものは、自分を安心させるためのごまかしだったのだ。
 だがそのごまかしは多分無益なものではない。
 ごまかしからごまかしへと生きていく間に、
 真実が見え隠れするからだ。」(1995年/64歳)


「文体はひとつの形かもしれないが、それは目に見えにくい。
 だがそこに作家の生きる形が隠れている。
 ライフ・スタイルと言う場合のそのスタイルも、
 今では文体と同じように目に見えにくくなっていると
 考えることは出来ないだろうか。
 目に見えなくても私たちはそれを心で感じる。
 そこにその人の「生きる流儀」を見出す。
 ときにそれに反発し、ときにはそれに励まされる。
 (中略)
 私たちは生きて行く一瞬一瞬に、
 意識していなくても常に自分のライフ・スタイルにつながる
 大小の選択をしている。
 ライフ・スタイルとはそういう選択のつながりと、
 そこに否応なしに表れてくる、「暮らし方」よりももっと深い、
 一人の人間の「生き方」そのもののことではないかと私は思う。」
                       (1998年/67歳)





書き写してみると、よけいに心に響く。

だいぶ以前、編集者の方から
「好きな書き手の文章を書き写してみるといいよ」と
アドバイスしていただいたことがある。

日々の仕事に追われ、それを言い訳に、
アドバイスを胸に秘めたまま実行できずに早20数年…。

なるほど、こういうことか、と合点がいった。
なぜ好きなのかが、書いてみると、よくわかる。

すばらしい先輩の貴重なアドバイスに、
いまさらながら、深く深く感謝をば。



最後のエッセイは、まさにいま自分が考え、
やろうとしていることの根幹にあるものに近く、うれしくなった。

谷川さんがこれらの文章を執筆されていたころ、
じつは接点がなきにしもあらずだったことを、
読みながらふと思い出した。

若き日々、どれほど刺激的な場に身をおいていたのかを、
あらためて思い出した深夜であった。
by aomoringo50 | 2013-02-18 07:57 |






ゆうべ、上巻を読み終え、下巻の途中の『天地明察』。

最近読んだ時代小説の中では、重くなく軽すぎず、
読みやすい文章で、眠る前の一冊にぴったり。

作家さんは本当に山ほどたくさんいるのだなぁ、と、
当たり前のことに、あらためて思いを馳せる今日このごろ。

今晩、続きを読むのが楽しみです。
by aomoringo50 | 2013-02-10 07:17 |






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『ふがいないボクは空を見た』
いまの気分にぴったりのタイトル(笑)。


もっと若い作家さんの作品だと思っていたので意外でした。
映画化されてますが、キャスティングがはまってる♪



同時進行で『天地明察』も読んでます。
by aomoringo50 | 2013-02-09 06:31 |







乃南アサさんの『いつか陽のあたる場所で』の続編
『すれ違う背中を』が午後届き、早速読み終えました。



なるほど、こうきましたか…。

小説の主人公たちに先を越された気分です。
彼女たちには確実に春の足音が近づいているような。

慎ましい暮らし。ささやかな幸せ。支え合う心。
足元をすくわれないように用心しながらも好機は逃さず。

シリーズ3冊目が出るまでには、
なんとか肩を並べられるようにわたしも前進したいなぁ。

この世の中でいちばん大切なのは、健康なからだと、健全な心。
そして、本音でつき合える友人ですな…。

少し心を許すとつけいれられ、それでいて近づくと牽制される。
慎重にならざるを得ない主人公でなくとも、距離感ってむずかしい。

1作目ほど重くなく、なんだかほんわかして、ちょっと拍子抜け。
でも、陽のあたる場所っていうのは、そういうものだものね。

明るくなるのはいいことだ。そうだそうだ。





体調不良で、買い物に出かけられず、豆まきも、恵方巻もない節分ですが、
届いたばかりのガーデニングの本を眺めて、少しだけ春気分♪

晩ごはんは抜きで、100%りんごジュースを飲んで水分補給したら、
立春の明日に備えて早寝します。

わたしもいつか陽のあたる場所で微笑みたい。
そのためには、まだまだ元気で動き回れるからだが必要なのですよ〜。

by aomoringo50 | 2013-02-03 19:14 |




乃南アサ著『いつか陽のあたる場所で』。

この本が原作のドラマが、NHKでOAされているようです。
見ようと思って忘れておりました…。

なんとも身につまされる内容でした。
むろん、主人公の二人ほどの境遇に陥ったことはないけれど。




人は誰でもふれられたくない過去があるし、
私生活を根掘り葉掘り詮索されたり、噂されることを好まないし、
下町的な人情や親切心が疎ましいこともある。

心機一転がんばろうとしているときに、
戻りたくない過去に引き戻されたり、出端をくじかれたり、
横暴な現実に叩きのめされることもある。

なにげない悪意、不器用な善意。
日常に自然に織り込まれているそのふたつ。
臆病なくらい慎重に生きる主人公の社会への反応に共感できる。

都会の片隅でひっそり生きる、とはこういうことなのか。
むしろ、都会の下町だからこそ、目立たずに生きられるのか。
面倒臭いけれど温かい。疎ましいけれど救われる。

人目を避けて暮らすほど、逆に、悪目立ちすると思う。
社会との交わりなく、無難に生きるというのはむずかしい。
「善良な一市民」というのも肩書きのひとつなのか。





読み終えたあと、胸がざわざわ。
いろいろ考えさせられて、ちょっと気持ちが重くなりました。

でも、この作品はシリーズ化されているらしいので、
この先、少しずつ、このもやもやした感じが軽くなるのかも。

だって、タイトルが(笑)。
そうであって欲しいと願いつつ、続きが読みたい朝なのでした。
by aomoringo50 | 2013-02-02 07:39 |